ビジネス向け技術ガイド

FlashAirは、メモリとWebサーバと無線LANアクセスポイントがひとつになったとてもユニークな製品で、ビジネスへの活用にも様々な可能性を秘めています。例えば、機器のIoT(モノのインターネット)対応デバイス化やサービス連携、共有ストレージとしての利用などによる、業務の効率化、作業コストの削減、また、リアルタイム転送による効率的で効果的なサービス提供などを実現しています。

ここでは、FlashAirをビジネスにどのように活かせるのかを、実際の活用事例と共にご紹介していきます。

Webアプリで業務を効率化

FlashAirは、APIが公開されているので、業種・業態にあわせた業務アプリとFlashAirの連携が容易です。FlashAir APIは、無料でご利用いただけます。

Case 1. 歯科医院で作業の効率化を実現する「DentalAir」

DentalAirは、FlashAirのWebサーバー機能を使って、カメラで撮影した口腔内写真・顔貌写真を、DentalAirアプリを搭載したiPadにリアルタイムに転送。撮影が終わったらアプリ上で「Upload」ボタンの操作により、写真のリサイズとフォルダ仕分け、院内のファイルサーバーへの転送までを一括して行うシステムです。
作業効率を上げてスタッフの時間をもっと患者様に費やしていきたいという、歯科医院のポリシーを実現しました。

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DentalAir


Case 2. 国際会議でも採用されたFlashAirによるドキュメント配布

シンガポールで開催された電子設計自動化に関する国際会議「ASP-DAC 2014」では、予稿集の配布にFlashAirが採用されました。

FlashAirがあれば、インターネット環境がなくても、複数のユーザがアクセスできるクローズドなクラウドストレージを構築することができます。FlashAirにドキュメント配布用ブラウザユーティリティを設定しておけば、参加者はPCやスマートフォンのウェブブラウザから、ワンクリックで資料をダウンロードすることができます。

ASP-DAC 2014でも使用されたブラウザユーティリティは、ドキュメントの共有ページからダウンロードが可能で、カスタマイズすることにより様々なシーンでのドキュメント共有にご利用いただけます。

ドキュメントの共有

business application conference

機器に組み込んで、IoT対応デバイスにする

通常のSDメモリカードの代わりにFlashAirを組み込むことで、様々な機器がIoT対応デバイスになります。

FlashAirを活用した機器のIoT化を支援するためのオンラインサービス「FlashAir IoT Hub」

FlashAir IoT Hubは、無線LAN搭載SDメモリカードFlashAirを活用した機器のIoT化を支援するためのオンラインサービスです。インターネットに接続したFlashAirを遠隔制御したり、データをアップロードして可視化するなど、様々なサービスを提供しています。

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FlashAir IoT Hub


New Case 1. 6か月もの長期撮影ができるタイムラプスカメラ「MAC200 DN」

株式会社バイコム様では、 昼夜・天候を問わず6か月もの間撮影できるタイムラプスカメラ MAC200 DN に FlashAir を組み合わせ、 課題であった設置時の位置調整と起動確認を劇的に改善したソリューションを販売しています。

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6か月もの長期撮影ができるタイムラプスカメラ「MAC200 DN」


Case 2. 空気の変化まで鮮明にとらえる汎用定点撮影サービス「AirLapse」

AirLapseは、FlashAirの無線LAN機能を使用して、定点撮影カメラで撮影した映像を任意のタイミングでクラウドにアップロードしたり、独自開発のタイムラプス撮影装置により詳細な撮影タイミングの設定を行ったりすることができるシステムです。
電源、有線回線不要の完全独立型で、長期間運用が可能であり、東日本大震災の復興の模様や、ワイナリーブドウ畑、建築現場や、各種催事などでの定点観測に活用されています。

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空気の変化まで鮮明にとらえる汎用定点撮影サービス「AirLapse」


Case 3. 工場などの計測器にFlashAirとdalchymiaを活用し、「挿すだけでIoT」化

dalchymiaは、株式会社ユビキタスのIoTクラウドプラットフォームです。FlashAirを組み込んだIoT対応デバイスを、dalchymiaにつなぐことで、様々なサービスと自由に連携させることができます。

例えば、工場などの計測器やセンサーがネットワーク非対応の場合、データを格納したSDメモリカードを人手で回収する必要がありますが、無線LAN搭載のSDメモリカードFlashAirを代わりに使えば、挿すだけで簡単に機器のネットワーク化ができ、dalchymiaを通じたビッグデータ対応のIoT化実現で、機器の遠隔管理や、データ回収コストの削減を実現することが可能です。

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dalchymia


FlashAirを機器専用にカスタマイズして利用する

FlashAirのファームウェアに独自機能を組み込む開発サービスも提供しています。

Case 1. デジタルサイネージ用コンテンツ配信管理システム「SmartSignage」

SmartSignageは、手軽に、コンテンツのネットワーク配信・管理をすることができるシステムです。

既存のデジタルサイネージ機器に、FlashAirをベースに大日本印刷株式会社がカスタマイズしたSDメモリカード「SmartSignage SD」を差し込むだけで、機器を配信サーバーから、コンテンツをダウンロードするネットワーク配信に手軽に切り替えることができます。
ネットワーク配信に対応することで、これまでSDメモリカードやUSBメモリを用いて手作業で行っていたコンテンツ更新の作業負荷やコストの軽減をすると同時に、タイムリーなコンテンツ更新が可能となるため、より効率的で効果的なプロモーションの提供を実現します。

外部機器との連携 - SmartSignage

デジタルサイネージ用コンテンツ配信管理システム「SmartSignage」 写真はイメージです

様々なアイデアからビジネスの可能性を探る

ユーザーが制作したFlashAirの開発や応用に関する様々なアイデアから、ビジネス活用へのヒントが見つかるかもしれません。

FlashAir Make アイデアコンテスト

FlashAir Make アイデアコンテストは、FlashAirの新しい使い方を募集したアイデアコンテストです。 最優秀賞に輝いたのは、入退室管理を行う電子錠制御盤のSDメモリカードスロットにFlashAirを装着することで、リアルタイムで入退室を監視し、業務用メッセージングツールのSlackへ入退室ログを送信することができるシステム『リアルタイム入退室ログ「今北ちゃん」』でした。
詳しい内容や、その他の入賞作品はこちらで紹介されています。

FlashAir Make アイデアコンテスト(コンテストは終了しています。)

FlashAir Make アイデアコンテスト

デモ動画

FlashAirの開発や応用に関する、ユーザーが制作した動画をご紹介しています。
FlashAirを使った「鉄道模型の自動運転制御」、「ワイヤレス・クレーンゲーム」や、FlashAirについての「Maker向けFlashAir解説【Luaが動くSDカード】」など、様々なデモ動画がご覧いただけます。

デモ動画

FlashAir W-03(Lua機能)+ArduinoによるNゲージ鉄道模型の自動運転制御(制作:綾瀬ヒロ)

ユーザーズプロジェクト

FlashAirを利用したユーザー様のプロジェクト、ソースコードをご紹介しています。

  • 電子工作メモ > FlashAirをいじってわかったこと。 - おまけ程度のツール置き場(@Seg_faul)
  • RobiをFlashAirで無線操縦(株式会社メディアクラフト)

など。

ユーザーズプロジェクト

RobiをFlashAirで無線操縦(株式会社メディアクラフト)